ジャル！シティ！ ジャルジャル×うしろシティ
2014年4月24日 俳優座劇場
たぶん、すべてはここから始まった。
「今度メシ行きたいですね。」
「ぜひ」
「メシ」ではなく、一緒にコントをやることになった（笑）。
以下、簡単にレポ。
といっても、私は遅刻しましたので、10本のうち最初の2本は見られませんでした。
＜お葬式＞
おじいちゃんのお葬式。中学生の金子少年は制服の学ランで参列。
だけど、父親、母親、そして、和尚さんまでもが学ラン姿。さらにこの和尚さんが、不良で・・。
金子「だけど、おじいちゃんはブレザーだ！」
＜美容室＞
初めてのカットに緊張する後藤さん。
それを励ます先輩美容師の金子さん。
ただし、初めてのお客さんは、猿？オランウータン（福徳）で・・でんやわんや？！かと思いきや、
福徳「俺、ボケてるやん！阿諏訪は、なにやってるの？！」
阿諏訪「エキストラ！」と言い、後ろ向きで、お客さん役の人の髪を本当にバリカンで剃る（笑）。
と、コントに参加しない阿諏訪さんがオチでした。
＜高校生漫才＞
文化祭で漫才をすることになった福徳さんと阿諏訪さん。
偶然そばを通りかかった後藤さんに漫才を見てもらうが、後藤さんは大ウケ。
だけど、2回目は、「2回目だからなぁ〜。ネタがおもろいんやなくて、雰囲気がおもしろかったんや！その非日常というか・・」と言われてしまう。
そこに、またまた偶然通りかかる金子先生。
金子先生も1回目は爆笑だが、2回目は全く笑わず・・。
その雰囲気にいたたまれなくなったのが、阿諏訪さんが漫才をすることを止めてしまう。
金子「阿諏訪、頑張ったよ、お前は。」
後藤「阿諏訪、もうええねんで。」
しかし、阿諏訪さんがいないと漫才ができない福徳さんは、「阿諏訪、こっちこいや！」と阿諏訪さんに漫才をさせようとするが、
阿諏訪は「いーやーだーー！」と断固拒否（笑）。
＜バイト初日＞
今日が本屋のバイト初日の金子さん。後から来た阿諏訪さんに、「今日からここのバイトに入ることになりました金子です！」としっかり挨拶。
阿諏訪さんは、初日の金子さんに有線やら、ロッカーの場所やら、いろいろ仕事を教えるけど・・。
後から来た先輩の後藤さんによって、実は阿諏訪さんもバイト初日だった！
後藤「（あすわに向かって）初日感、出せぇ〜！」「勝手に今バイトに入ってる人の荷物をロッカーから出すなよ！」「勝手に有線を変えたらお客さんビックリするから！！」
そして後ろで申し訳なさそうにして立っている福徳さんが店長だった？！
＜電車の席を譲りたいけど・・＞
電車で座っている福徳さん。目の前には3人が立っている。一人は、おじいさん（後藤）、2人目は骨折している若者・・ではなくおじいさん（金子）。3人目は寝不足であり、さらに火事によって親族を亡くしており、手には位牌を持っている若者（阿諏訪）。
迷っている間に、降りる駅に着いてしまい、席を立つ福徳さん。
代わりに座ったのは、若者（阿諏訪）だった。
＜銃撃戦＞
福徳・阿諏訪VS後藤・金子で銃撃戦。ひたすら撃ち合う。撃つといっても、手をピストルの形にして撃ち合う（笑）。銃撃音は口で「バンバン！」（笑）。そして撃たれたら、おもしろいことを言って倒れる。
だけど、撃たれた時、金子さんだけ服に血糊をつけていた・・
後藤「いや、コントやから、血糊とかいらんから！気持悪いやん！コントで、血糊つけてたら。」
＜桜が咲いた！＞
野球部に入っている金子さん、阿諏訪さん、外国人の福徳さん。
ある日マウンドの真ん中に桜が咲いていた。その桜は用務員（後藤）が育てたものだった。
桜が邪魔で野球がしずらいが、桜を切るわけにもいかず、しかたなく花見でもしようとするが・・。
実は桜ではなく、梅の木だった？！
後藤「去年のキングオブコントの打ち上げのときに、金子が俺のところに来てん。今度メシ行こうよ！って言われてん。だから俺、はい、お願いします！って答えたんやけど、（うしろシティが）後輩やったような気がするんだけど、先輩だったかな・・とか、怖かったんよ。」
福徳「だからね、最初にこの話がきたときに、僕らはほぼ断りだったんです。うしろシティが怖くて。」
金子「違うんですよ〜。キングオブコントの時に、浜田さんに聞かれて、ちょっと絡ませて頂いたじゃないですか。それで、打ち上げですぐにジャルジャルさんのところに行かなきゃって、それで自分では今度メシお願いします！って言ったつもりなんですよ。」
後藤「いや、今度メシ行こうよ！って言ってた。」
阿諏訪「金子は、ちょいちょいそういうところあるんですよね。」
福徳「それやったら、阿諏訪もあるで！最初のこのライブの打ち合わせでな、阿諏訪は、ハットをかぶって、大きなマスクして、メガネして、・・・もうスターですか？！って。」
後藤「阿諏訪はそうやねん。俺と金子と阿諏訪と3人で歩いててんけど、阿諏訪だけ後ろにおるねん。そのときの阿諏訪の格好も、ニット帽にマスクに、ロングコートで・・。スターが後ろから俺と金子を見守ってるねん！」
＜中略＞
金子「僕はジャルジャルさんは、テレビで見る人でした。だけど、話してみるとネタの作り方とかが似てて。あまり真面目にお互いやらないじゃないですか（笑）。」
後藤「うちらもノートとかには書かないからな。」
阿諏訪「金子が考えてきたネタで、それがジャルジャルさんのネタとかぶってるのがあったんですよ。それを言ったら、金子は嬉しがって・・」
金子「そうですね。カブっちゃたな〜とも思うんですけど、あのジャルジャルさんと似たこと思いついた〜。って嬉しくて。」
最後はお互い手を交差させた握手で終了。
＜おまけコント＞
デートにきたカップル。彼氏は阿諏訪で彼女は金子。
そこに「いちゃいちゃ〜。」と言いながらデートを邪魔する謎の男（福徳）
だけどディープキスをし始めるカップル（後藤）には近づけず・・。
＜感想＞
相当無理していったライブでしたが、無理して行ってよかったです。
なかなか見れないレアな組み合わせで作られたコントはどれもおもしろくて。
ここ最近、番組終了とか、解散とかのニュースが相次いでいたので、久しぶりにお笑いで明るい気持ちにしてくれたライブでした。
いつもこういうライブを見るたびに思うんですよね。
お笑い、最高！って。
よかった、お笑いが好きでって。
このライブは久しぶりに、お笑いが好きになった頃のドキドキ感を思い出させてくれました。
ジャルジャルもうしろシティもすごいな！2組とも、コント職人ですよね。コントが大好きという気持ちが伝わってくる。演技も上手いし、お客さんを自分たちの世界観に引き込める実力もあるし。
やはり色々なものが舞台からは伝わってきますね。これだからライブ通いはやめられないんだよね(笑）。
今年はキングオブコントでの直接対決もして欲しいな。
ジャルジャル、うしろシティのお2組、楽しい時間をありがとうございました。
そしてこのライブを企画してくれたスラッシュパイルさんありがとうございます。
