キングオブコント うしろシティの感想

結果は10位中9位でした。
やったネタは「悪魔」でしたね。

「コストパフォーマンスが悪いネタ」と言われてましたね。

2年前の時もそうだったんですが、変えちゃいけないところを変えてしまってるのがもったいないなぁと思いました。最後の下半身の〜のところは、トキエさんのところがないと上手くつながらないというか、どうしてもぶつ切りになってしまう。単独ライブでは、

寿命5年と引き換えに下半身に強さをやろう→お願いします→トキエさん少し待っていてください→こいつ、寿命5年ないや・・

今日は、下半身に強さが欲しいというところで、止まってしまったじゃないですか。

つまり、オチを変えてしまっている。

たぶん4分に納めようとして、変えたんだと思うんですけど大事なところを変えなきゃいけないというのは、やはり4分には、このネタは向いてないのかもしれませんね。それをするだけのコストをかけてもパフォーマンスがあまり向上しなかったのではないか、と思います。

「悪魔」のネタに関しては、思うところがあるんですが、まずこのネタ披露が去年のラジオ番組のイベントだったこと、そこでウケたんですよね。さらに、単独ライブにこのネタを持っていき、KOCの準決勝にこのネタをかけた。でも、ラジオ番組のイベントにしても、単独にしても、準決勝にしても、そこでのお客さんは、「うしろシティ」のことを知っています。
私は、今回の決勝を見て思ったのが、初見のお客さんに伝わるコントじゃないと高得点をとるのが難しい。だから、最初にどこに笑わせるポイントを持ってくるかが、とても大事。だけど、このネタは「うしろシティ」というコンビを知ってるか知らないかで、笑うポイントがずれてくる。例えば金子さんがおじいさんの格好してるだけで、うしろシティを知ってる人は、なんとなく笑える。だけど、知らない人は「コンドロイチン」まで笑えないかもしれない。そうするとどうしても笑いどころが少ないネタに見えてしまう。

審査員の点数が伸びなかったのは、そんなところに原因があるのかもしれません。

それにしても点数が低いなぁと思いましたけどね。点数発表のとき、阿諏訪さんすごい顔してましたし。

劇場で、ライブで認められていくことと、テレビで認められるのは違う、現実を突きつけられて、一ファンである私もすごくツライです。ライブで知名度が上がってくると、今日みたいな弊害が出てきてしまう。

やっぱりうしろシティは「転校生」が原点なんじゃないですかね。もぎぼっこり。そこの原点を大事にして、来年の大会には臨んだほうがいいかもしれないですね。2回戦でやった「モヒカン」とかね。初見で笑わせるのって大事、そして知ってる人も知らない人も同じポイントで笑えることも大事。


2本目見たかったです。それがすごい悔しいですね。

キングオブコントで披露された「悪魔」が収録されてます。

阿諏訪泰義 ‏@ushirocityaswa ·
キングオブコント2015終わりました。伸ばした僕の手は何も掴めなかった。とりあえずハイボールください!!!

決勝で負けたからこそ掴めたものもあるはずです。うしろシティのコントが好きです。今回のことで、ライブに行くの辞めようとか、全く思わないですし。むしろ、これからが楽しみです。これからも目の前のお客さんを笑わせて欲しいですし、そしてキングオブコントも優勝して欲しいなぁ。どうか、これからも笑わせてくださいね!金子さん、阿諏訪さん!