大人になるきっかけになったいたずら

か・・金子さん あ・・阿諏訪さん

か「これはダメないたずらなんだなっていう意味で大人になったのがあって・・。柿の木があってさ。小学校に。熟れてるのよ、上の方。」

あ「ぶよぶよのな。」

か「俺たちがその木に登っててね、女子が帰るのを上から見てたの。で、なつきちゃんかな?その子が誰かと2人で帰ってたんだけど、それを上から(なつきちゃんめがけて)柿を投げるっていうのをやってたの。みんなワァ〜って逃げるんだけど、その時、なつきちゃんのナップサックに柿が付いちゃったの。で、泣いちゃって・・」

あ「わぁ、もう超嫌な奴じゃん。」

か「で、俺たちも泣かれるともうさ・・先生に言われるじゃん。で、先生に言われてさ、1回(ナップサックを)洗ってこい!柿を投げました・・柿が柔らかかったので・・みたいな。で、(ナップサックを)洗ったんだけど、全然(柿が)落ちないの。俺もさ、洗いながら泣いちゃって。もうイヤだ〜って。」

あ「こんなことやらなきゃよかったっ〜って・・。」

か「もういつもより暗いし、3時半とかなんだなぁ〜って。なつきちゃんは先に帰ったから、なつきちゃん家にナップサックを持って行きなさいって(先生に言われた)。で、なつきちゃん家行くとき、もうどうしようどうしよう〜。柿は落ちないし、もう(ナップサックを)ポイって(置いて)帰んない?みたいな。」

あ「最悪だぞ〜。それは・・」

か「怖くてさ、そんな話もしてて。で。なつきちゃん家に行って、でもなつきちゃん出てきてくれないのよ。なつきちゃんのお母さんはそんなに気にしてなかったんだけど。」

あ「ショックだったんだろうな。」

か「結局その日は謝らせてももらえなくて。で、それを先生に(金子の)お母さんが、謝らせてもらえなかったみたいですって連絡して、(先生が)じゃあ明日学校で謝りましょう!って。学校で、みんなの前でさ、謝らなきゃいけない、なつきちゃん、ごめんなさい!みたいな。(なつきちゃんが)いいよ!っていうやりとりがあって。もう本当にその日の夜とか本当に嫌で、なんであんなことしたんだろうって。それまでは全てが楽しいだけじゃん。柿を投げるのもさ。」

あ「そうそう。そのあとにブルーなことが待ってるなんて考えないから。」

か「だから、そっからやっちゃいけない上限があるなって。いたずらっていうかさ、要は芸人でいうとさ、「いじり」と「いじり」を超えてるよっていうときあるでしょ?そのボーダーをその時初めて知ったていう意味で、そっからいたずらはこのくらいで抑えようって、バカなところで抑えようというか。反省という意味で、すごいこの「柿」は覚えてる。」<うしろシティの話シティ 2012年11月25日>