笑いのとり方にダメ出しする金子さん*

か・・金子 あ・・阿諏訪

か「阿諏訪のさ、殴るとか言葉でガーって攻撃するやつあるじゃん?その笑いに繋がらないのをする理由は何なん?あんまりおもしろくねぇだろっていうところまでやるじゃん?」

あ「一番気持ちいいところいくとそうなるんだよね。あの〜一番触れられたくないところって皆さん隠して生きてるわけじゃん。だから舞台上で立ってる時もそこはお客さんにも伝わってないところだったりするわけじゃん。でも俺は気づくわけよ。で、最初からそこは突こうとは思わないけど、ドーンと突いた先に(お客さんの)反応が良かったりすると・・」

か「いい試しあったか?」

あ「あるある。もうちょい奥・・。奥行く矛先が、俺の気持ちいいところに行っちゃう。」

か「だけどさ、基本芸人といえどさ、普段みんなでやってるやりとりを、本番でやったりするじゃん。ネタもそうだしさ。阿諏訪の場合やってないことを常にやるじゃん。普段(阿諏訪は)、楽屋で喋んないわけだから。勝手に自分で見て、こうかな?ってやるじゃん。みんなどうすりゃいいの、それ?!ってなるよね。だから、もうちょっとさ、普段からやっときゃいいのよ。」

(中略)

か「だからシンプルに言うと、そんなに面白くないというかさ、突いてる所が細かすぎさてさ・・。」

あ「そうそう。突いてるところが楽屋でみんなに知れるぐらいでもないし。ただ、俺がそれ、ものすごいおもしろいのよ。」

か「それはもう個人で楽しんどけばいいじゃん。それはもうちょっとポップなおもしろいとされる部分をさ・・じゃんか。」

あ「でも一番面白い部分は、そういうところだよ〜。」

か「イジったら、基本笑いに変えてあげるというのが責任として発生するじゃんか。阿諏訪をイジるときは笑いにはするというかさ。そこのサービス精神が、阿諏訪にはないんだよ。」

あ「ないない!一ミリもいらないと思ってるから。」

か「イジりじゃないよね、ちょっと。」

あ「俺、たぶん全員にあると思うんだよね。」

か「みんな逆に阿諏訪にある部分を笑いにしてお届けするというシステムをとるから・・。阿諏訪も一応そういうふうにさ・・(汗)」

あ「でも、そこはね、俺の好きな部分だから・・。」

か「その部分は家の中でさ・・」

あ「食べれたらいいわけよ。その部分を。どこでも。誰がヒコうが、食べれたらいいワケだから・・っていうのが根源にあるわけよ。根源にあるから、ガクって傷をつけた時にね、ここ(触れられたくない部分)に行こうとするのよ。それが良くないんだよ、たぶん。」

あ「全員にあると思う。墓場まで持っていきたいんだろうなっていう。」

か「そんなの、みんなあるさ!だからポップにしてあげないとさ。攻撃受けてる奴も笑いになってなかったら可哀想じゃんか。」

あ「でも、S2人いたらめっちゃ笑いにはなるよ。」

か「だから狭いんだって!本当に!」<うしろシティの話シティ 2013年6月22日放送分>