あの雨がたくさん降った日

＜ほらね。の感想を改めてちょこっと。＞
初めて行った神保町花月でした。だから、いまいち芸人さんがやる芝居ときても、新喜劇？くらいしかピンとこなかった。そんな感じでワクワクドキドキでみた舞台でした。

話の流れとしては、とてもよかったと思います。中には設定が強引というふうに見られた方もいるみたいですが、私はそうは思わなかった。むしろえー！という驚きとおー！という感心がありました。
どうしてそう思ったかというと、それは菊地さんの銀行強盗の演技力！これに尽きると思う。彼の演技力によって、本当の設定に（本当はみきお達と手を組んでいる）そのときまで気づかなかった。
だって、白井さんもピースのお2人もブロキャスの2人も悪く言ってみれば「そのまま」。菊地さんがいなければこの舞台は「芝居」ではなく、「コント」になっていたかもしれません。でも、そうならなかったのは、彼が本気で「芝居」をしていたから。今、改めてそう思います。

勝手なことをいうと、この「ほらね」というキーワードがもっと前面にでてくればよかったのにと思いました。だから、この舞台は白井さんではなく、菊地さんと工藤さんを前面に押し出せばよかったのに・・とひそかに思いました。まあ十分この2人も前に出てましたけど。
この「ほらね」というコトバはとっても素敵なコトバだなーとおもったので、それがもったいないかなと。
全体的に「楽し」かったので、もうちょっとこう心にくるものがあればよかったなーという私なりの希望をいってこの舞台に関することは終わりにしたいと思います。