うしろシティ「すごいじゃん 」(ネガティブな表現あり)

ええ、去年です。

私、この単独の感想書いていなかったんです。

当時は書けなかった。

今年、また単独ライブ「すばらしく眠い」が開催され、(自分では)一区切りということで、当時の気持ち、そして今の気持ちを書いてみたいと思います。

「すごいじゃん」は、まず大阪初日を見に行きました。すごい楽しみにしてたんです。
初日はおもしろかったんですが、私の期待値が高すぎたのもあり、途中までフワフワしてたというか、なんとなく笑えなくて、だけど最後の方のコント「ファーストフードにて」がすごいおもしろくて、今日来てよかったなあ〜と思ったんですよ。だけど…

最後のコントが一気に楽しい気持ちを吹き飛ばしてしまいました。

最後のコント「悪魔」。私、ビックリしたんですよ。

だって見たことあるコントだったから。
ラジオのイベントで一度見てたんです。単独=新ネタ、そう思って楽しみにしていた私にとっては、ものすごくガッカリしました。

おもしろいものは、何度見てもおもしろい。その理屈は、分かります。そこまで自信のあるネタだったら、何度でもやればいいと思います。でも、その場所に「単独ライブ」は選んで欲しくなかった。今までみたことのないうしろシティを単独には求めていたから。

そんな茫然自失のなかで、最後のコント「悪魔」が終わり、暗転するなか私は「大阪だからだからだ、東京のラジオのイベントだから、大阪の人は見てない人が多いからだからやったんだ」と自分で自分にフォローを懸命にしていましたが、エンディングトークで自分へのフォローも意味がないものとなります。

ツアーグッズの中に、Tシャツが出ていたのですが、そのシャツに書かれているキャラクターが「悪魔」に出てくるおじいさんだと言うのです。
他の場所でもこのコントをやるし、しかも結構メインのコントということじゃないですか。

もうね、お笑いのライブに行ってるはずなのに、暗い気持ちで帰ったのを覚えています。
全部新ネタがよかったな…。何のために大阪まで来たんだろう。本当にネガティブでした。

そんな気持ちのまま、東京公演に行きました。
東京は楽しかったです。「悪魔」以外は、どのネタも大阪より面白くなってて、自分が笑った回数も大阪より明らかに多かった。肝心の「悪魔」は、自分の中で単独ライブのネタとは思わないことにしました。そうすることで気持ちを上手く切り替えようとしました。楽しかったなあ、東京公演来てよかったなあ。また、次回も見に来よう!心からそう思えました。



今年もまた、うしろシティは単独ライブをしています。私も合わせて4公演見に行きました。
でも去年、大阪1公演だけだったら、今年は見に行ってなかったかもしれません。そう考えると怖い気がします。今年またおもしろくなったうしろシティに会えなかったかもしれません。期待しすぎ、自分の中の型にハマった考え方、怖いですね。でも、期待しなかったらツマラナイと思います。
そのバランスを上手くとれれば、もっとお笑いを楽しめるんでしょうね。いいファンになれるんでしょう。


1年経って、改めてそう思う印象的な単独ライブでした。