さや侍感想(ネタばれ)

日曜日「さや侍」を見てきました。



ネットでこの映画の感想をみると、「感動した」「よかった」という意見と「ひどい」「ちょっと・・」というような本当に賛否両論な意見が多かったです。

それで私は、・・・正直言うとそのどちらでもありません。


以下ネタばれ。

ラスト近くで、主人公の野見は切腹をし死んでしまいます。

野見以外の誰もが想像していない結末でした。

最後にお墓の前で野見の娘と絶対に笑わなかった殿下(殿の息子)が笑います。

幽霊の野見のネタを見て・・。

私はこのシーンで、松本さんは死んでも芸人でいたい自分がいるのかな?と思いました。死んででも芸人でいたい・・というか。

そして命をかけて人を笑わす覚悟というかそんなものが松本さんのなかであるのかも?と感じました。

だって絶対笑わなかった殿下が、主人公が死んだあとで笑ってるなんて・・なんとなくそう思います。

でもやっぱり「娘」も大事だから、最後に坊主にあの「手紙」?「遺書」?を読ませたのかもしれません。

「父親」である自分と「芸人」である自分。

「芸人」でありたいが、やっぱり「父親」でもいたい自分。

そんな葛藤がこの作品のラストで伝わってきたと思います。

どちらかに振り切ってくれればいいのだけれども、なんとなく振り切れなかった、そこがこの作品の物足りない部分なのかもしれません。

と、勝手にわたしなりの感想を書いてみました。

父から娘へ?さや侍の手紙?

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