就活9

今日、3次選考まで進んでいたある会社から連絡があり、最終選考には進めませんでした。悔しいです。 今日落ちてしまった企業に、失礼とはわかっていながらも落ちてしまった理由を聞いてみました。丁寧に答えてくださったのですが、その中で少しひっかかることがありました。

「ノサさんは、性格や個性、適性の面では申し分ない。ただ、今回求めている人材というのがリーダーシップをとっていける人だった」と。丁寧にもその採用担当者の方はこう言った後に「企業には沢山の人がいて、その人達すべてがリーダーシップがあってがんがん人を引っ張っていくタイプの人ばかりではないので、ノサさんの性格などを無理に変える必要はないと思いますよ。自分に合う企業を探してくださいね」などと優しい言葉をかけてくださいました。

が、どこの企業に行っても、求める人物像にリーダーシップと書いてあるのです。 私は意見ははっきり言いますし、自分の考えもきちんと持っています。ただ、リーダーシップを発揮し、がんがん人を引っ張っていくタイプというよりは、どちらかと言えば「縁の下の力持ち」と言った方が当てはまります。

リーダーシップというのは、入社する前から持っていなくてはいけないのでしょうか。私のような「縁の下の力持ち」は企業からは必要とされないのでしょうか? 仕事をしていく上で、リーダーシップのとり方というのを学んでいけるとは思うのですが。

私は海外大生、しかも大学院を卒業したということもあり、同年代の友達と比べて劣等感を感じているところがあります。あるキャリアアドバイザー(リクナビの方ではないですよ。)からも、「大学院生ねー。同年代の子は3年目で、後輩がいて、指導とかもしてるくらいだからねー」と言われてしまいました

わかっているのに、更に劣等感を感じてしまいます。こんな私でも内定はもらえるのでしょうか。<リクナビ2009年8月10日>

まず「海外大生、しかも院生」ということに劣等感を持つ必要がないことを、最初にお伝えしたいと。グローバル化が進んでいる現代、国外で深く学んだという経験はとても大切なモノです。むしろ「自分のセールスポイント」になるはず。
通常と異なった環境(もはやそうでもないはずですが、まだまだドメスティックな社会ですから)で頑張った経験を「自分の自信」として持っていて欲しいと思います。その上で「リーダーシップ」について少し解説を。

これは以前も書いたことがあるのですが、企業には「好み」があるんですよね。それを「求める人物像」とも言うのですが。ぐいぐい引っ張るタイプが好きだ、という企業も少なくはない。けれども、実はここには「少し裏」があるのです。

企業の中には「ぐいぐい引っ張る」というより「自分から進んで行動する」タイプを欲しがる傾向があります。そして「自分から進んで行動する」人の多くは、学生時代に「リーダー的存在」なんですよ。で、言葉として「リーダー」と使ってしまう

求めている資質が「額面通り」の場合もあるし、その先に「類推できるモノ」の場合もある。悩ましい問題でもあるんですけど…。縁の下の力持ちタイプであっても「自ら進んで行動する」タイプと伝えられれば、企業の評価は変わるかもしません。<<