就活8

就職活動を始めて早8ヶ月。選考中の会社が1社(次が最終選考)のみ。大学院への進学も考えて先生にも相談して、書類を明日提出する予定です。周囲は内定が出た友達もいる反面、まだ頑張っている友達もいます。

なので、正直自分は今の状態でいいのか不安です。大学院に進学したい気持ちがだんだん膨らんでいるのは確かなんですが、女子で文系なため院への進学が今後訪れる就職活動に不利になるかもしれないと思ってしまいます。実際に就職課の先生にも同じようなことを言われました。

さらに、まだ選考をしている企業があるのに「止めていいのか?」と思う反面もあります。そして、卒業論文を担当してくださっている先生が就職課の長をしていることもあり、「まだチャンスはあるよ!」と言ってくださいます。

私のためを思って言ってくださっていると分かっています。ただ、それは大学院への進学を勧めていないのか? とも受け止めてしまいます。どうして、大学院の文系女子は不利な状況に置かれることが多いのでしょうか?学部卒でも女子は男子に比べると内定をもらっている人が少ないです。不況のせいだと思いますが、女子だって負けないくらい働けると思うのですが、社会が女性を必要としていないのではとも今回の就職活動を通して思ってしまいます。実際にはどうなのでしょうか? 女性で大学院で文系だと社会は必要としてくれないのでしょうか。<リクナビ 2009年8月18日>

会社にも、知り合いの中にも、そして取材先などで出会う人の中にも、女性で文系で大学院卒が何人もいますが、確かに「苦労」はしているようです。けれども、それぞれ「自分を必要としてくれる場所」で、しっかりと頑張っていますよ

以前だと、大学院生は「給料が高い」。文系だと「仕事の即戦力たり得ない」。女性だと「離職率が高い」。という「採用担当者が持つイメージ」があって、就活において不利だったことはありました。今も、少しは名残が残っているという話も聞きます。

しかし、それはやっぱりケースバイケースなんですね。論理的思考力が身に付いていて、あるテーマについて深く掘り下げた経験を持つ人が欲しい、という企業はたくさんあるからです。そういう会社においては「院卒」は有利に働いたりもする。

女性であることだって「女性かぁ」と見る企業もあれば「性別ってなに?」というところだってたくさんありますよ。ただ、わかりにくいので「しっかりと調べる」ことが必要となってきますけどね。実際に働く人の話を聞く機会も増やす必要がある。
ともあれ「女性だからといって選択肢が狭まる」のはよくないことですよね。私たちもいい状態になるよう働きかけますが、未来の「働く環境」を作るのは、他ならぬあなたたちなのですぜひ「変える」チャレンジをして欲しいと願っています。