今週のリクナビメールより
『こんにちは!いつもメーリングニュースを読ませていただいています。
私、就職活動をやめて博士課程に進学することに決めました。(実は決意し
たのは8月頃だったのですが…ご報告が遅くなってしまいました)就職が決
まらなかったから、というわけではなく、自分なりにいろいろと考えた上で
「自分の大切なもの」が研究だとわかったからです。もともと、進学するか就職するかをはっきりと決めずに就職活動をしていま
した(就職活動することで、「就職するとどんな将来が待っているか」がわ
かると思ったからです)。就職活動をしているうちに、「働きたいな」と少
し思ったことも確かです。ですがなかなか就職が決まらず、エントリーシートなどを何度も練り直して
自分の気持ちとも相談して、「自分が本当にやりたいことは何なのか」を考
えたとき、そこには「研究」という二文字がありました。博士号をとってし
まうと、その後の進路が大変だという話をよく聞いていたため、自分のなか
で研究したい気持ちに蓋をしていたように思います。周りの人からは「就職活動が決まらなかったから博士課程に進学するのか」
などと言われることもありますが、そうではないとはっきり答えられます。
真剣に就職活動して真剣に進路を考えられたからこそ、「博士課程へ進む」
という道を選べた気がします。就職活動をしていたときはもちろん、「ほかの道を選ぶ」という答えを出す
ときも、リクナビさんのメーリングニュースには、支えられたと思っていま
す。本当に就職活動中は、辛い時に何度も救っていただきました。感謝の気
持ちをお伝えしたくて、遅くなってしまいましたがメールさせていただきま
した。今まで、本当にありがとうございました!大変な道になるかもしれませんが(いえ、なると思いますが)、自分の選ん
だ道なので、負けずにがんばります!
(あいすのんさん)』巻頭と巻末に「自分の大切なもの」を考え抜いて「就職とは違う道」を選んだ
人のメールを紹介するメルマガになってしまいました。って、就活を支援する
サービスなのに、と言われてしまいそうですが(苦笑)。シッカリと決意が伝
わってくるメール、ありがとうございました。少子化が進んで、さらにポスト不足と、博士課程以降の進路は大変だと多くの
関係者は口を揃えますよね。けれども「研究したい」という熱意は、その先に
待ち受けるいろんなことをきっと乗り越えると思うのです。なんていうと「き
れいごと」と、お叱りを受けるかもしれませんが。それでも「やりたいことができる」環境にあるならば、ぜひそれに打ち込むべ
きだと私たちは思っています。それこそ、芝居にのめりこんだり、歌手を目指
したり、小説家にチャレンジしたり、自分でお店を開くために修行したり、世
界を旅してみたり。何でもあり。ただし「全力で」取り組めるなら。多くの人と違う道を歩くということは、意外に骨が折れます。だからこそ「悔
いのないように」その道を進む覚悟が大切だと思うんですよ。それこそ「完全
燃焼」するために、精一杯頑張る覚悟を持ってほしい。「進路探し」を支援す
るサービスでもある私たちは、いつもそう願っているのです。
今週もこれでおしまい。街で就活生を見かけると「頑張って!」と心の中でエ
ールを送っています。大変なことも多いけど、皆さんの努力がきっと実ります
ように。そう願ってやりません。私たちも、まだまだいろんな形でサポートし
ていきますよ。それでは、また来週!
博士に行こう!というまでの研究に対する情熱に対して尊敬します。自分も学部生の時は、博士に進みたい!と思っていました。でも現実が甘くないのを知って、正直な話逃げたのかもしれません。大変なこと、辛いことがあっても自分の夢から逃げないで一生懸命それに向かって頑張ってる姿は本当に素敵です。この方には、ぜひ研究者になってほしい!そして、それをバックアップするための国の政策がいち早く整うことを心から望みます。