高校中退について

2009-11-21

私が通ってた高校がそうだった。でも、私立の大きな学校だったから、「進学科」、「英語科」「商業科」、「工業科」、「家政科」etc・・と進路別にはっきりクラスがが分かれてたし、校舎も違うし、制服も違っていたし、教科書もたぶん違っていた。はっきり区別されたんだよね。

私は「進学科」だったんだけど、「他の科」の噂は聞いていた。

聞けばどうやら「他の科」はテスト前にテスト問題を教え、そして解答を教えてテスト当日までに解答を覚えさせるらしい。そしてテスト当日に解答用紙にその覚えてきた解答を書ければOK!


私この噂当時は嘘だと思ってたんだけど、上の本読んだら本当だとしてもおかしくないですよね。実際現場で見ていないので真実かどうか分からないんだけど。


あとは、高校2年生のときなんだけど、期末テスト期間中にインフルエンザになっちゃて私自身テストが受けられないことがあった。それで後日、保健室で追試したんだけど私のほかにもう一人追試の子がいて・・その子のやる気が全くない!
挙句の果てには「先生、もう帰っていい〜??」みたいな。先生も「じゃああとでしっかりと課題とか出さなきゃダメだよ」っていうだけ。横でテスト受けててちょっとびっくりしたんだよね。結局その子3年生に上がる前に退学してしまいました。私が唯一知ってる高校中退者。

そのことを知ったときは結構衝撃だったよ。理由はなんだったんだろうな・・って上のエントリー見てちょっと考えた。彼女の場合勉強の意欲が完全になかったから、やる気のなさが原因?高校って数学とか特にそうなんだけどちょっと分かんなくなるとずっと分かんなくなっちゃう部分があるし。分かんないからいいやーーっていう感じだのかな?単純に勉強に対するやる気がなかったのか?「大学に行きたい」という目標とかなかったのか?でもそういう「目標」や「希望」をもてないほど家庭の事情があったのか?


当時の彼女の完全にやる気のない様子を思い返してみると、教師や学校がなにか働きかけたところで「中退」を防ぐことはできなかったと思う。義務教育じゃないから「中退」を変に止めることもできないし。
本当に中退しないことが彼女にとってよかったかどうかも分からないしね。中退して正解だったかもしれないし。

高校に通い続けたい子には家庭の事情に関わらず通い続けられるような政策を、高校中退した子にはきちんと就職できる道や生きていける道を作るべきだと思う。みんながみんな高校に行くことが幸せになる道じゃないし、逆に早く就職したほうが幸せになる子もいるかもしれないし。

多様な生き方が実現できることが一番いい道だと思う。
彼女がどこかで元気にしてるといいな。